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【755】反転サイエンス・フィクションの閉店売り尽くしセール [ビジネス]

 不幸な目に遭ってしまっている人々の手前、本来こういう論法は避けるべきなのだが、かなり行き詰まった事態につき背に腹は代えられない気がするのでGO。

 また震災である。国難である。
 たくさんの日本国民が被災して、社会を支える単位としての日常生活を失い困っている。

 結論:これでは消費税率なんか絶対に上げられない。我が国の国力を壊すからだ。

 ちょうど1年前の大阪・京都の地震、いやもっと遡って3年前の九州の地震の被災地でさえ、まだブルーシートに覆われたまま復旧の目途も立たない気の毒な庶民生活は数多く残っている。
 日本経済の基礎体力が、持ち直すどころか経済原理もナニもさっぱり理解しない愚政失政でますますボロボロに食い潰された今があって、そこへ度重なる自然災害まで喰らってしまい、とにかくマトモな復旧手当てが誰にいつ来るのか耐えて待つばかりの息も絶え絶え危篤状態というのが、この1億2千万人日本国組織の描く現実的な経済自画像だろう。

 こんな大変な不遇を強いられている大勢の仲間たちを見て見ぬふりで、特待公務員だけ還暦過ぎて年収800万で遊んで暮らし、めでたく65歳で800万×5年=4千万で、下民が望んで届かないカツカツ最低ライン2千万円の倍額ありゃ悠々自適に文句なかろう、並3千万から1千万積んで文句なし特上4千万一丁、これがこの犯罪者政権の至上命題になってるってことさ。もうみんな知っている。
 ところで世襲のガキが民主党政権時代その他についてぐちゃぐちゃ余計なコト口走るのやめさせられないもんかね?イチ国民として、あの減らず口に真赤に焼けた鉄パイプ突込んで、こっち側の端から玄能フルスイングで場外ホームランかっ飛ばしたくなるんだが。

 今般の国会中継を眺めるに、まるでSFの逆進ジャンルがこの世にあったとして、その最新作を連チャン梯子で観ているかのようである。
 あったらいいなの願望として夢に思い描けるだけのタイムマシンや透明人間、テレポーテーションにワープ。
 この勢いで、どこまで馬鹿馬鹿しくくだらない非英知の未熟性・幼稚性をもって、人類文明の歩みに対して逆進方向の抵抗概念を推し進められるかが、この立法・行政・司法に跨る自爆テロ犯罪者政権のネガティブ・チャレンジなのだと思う。
  『日本国だろ、法治国家だろ、法律なんだから従えよ』
 これこそが、逆進SF劇をみんなで演じながら集団自殺したい自爆テロ犯罪者政権の掲げる唯一の正統性根拠である反面、この1億2千万人日本国組織は『法律とはいえ人工文化であり、曲解による悪用・誤用が介在した場合、それは従うに値するものではない。我々は日本列島でいつまでも仲良く幸せに暮らしたい日本人なのだ』と回答を返すまでに、もう到達してしまっている。

 1億2千万人の意志ベクトルが揃った方向の合力が、そっちを向いて腹を決めた。
 改めて繰り返すが、日本社会はもう結論を出している。一応、直言は避けておこう。

 ちょっと解説を入れておくと、『権力』とは社会という人工文化の中で指示命令系が規定する『情報』の一種であり、よって社会に暮らす人々=複数の人間の交信場面でそれを合意してこそ成立するものだ。
 所詮は閉じた人間関係の小世界で共有されるだけの、『このヒトは権力者です』というただの『情報』に過ぎないので、例えば権力を持ったからといって急に超難解な微分方程式がスラスラ解けるようになるのでもなければ、100メートルを9秒切って走れるようになるのでもない。身長が5メートルになるのでもなければ、体重が1トンに増えるワケでもなく、十人力・百人力の格闘能力が身に付くワケでもない。

 では何故その小世界が特定の人物に『権力』を持たせるのかと言うと、結局はそいつが小世界にガチみんなが喜ぶメリットをもたらすからに他ならない。
 『権力』は、それを定義する情報を共有している人々全員にメリットを保証できる場合にのみ使うのが大原則であり、ここをハズさないことが『権力』を組織マネジメントの1ツールとして有効に作用させるコツであるともいえる。

 本来、社会組織ではこの原理に沿った権力所在の設定が行われるよう、きちんと人材要件を列挙し適合検討を経た上で重職ポストの人選を決めるものだ。
 ところが旧来型の日本文化ではそうなっていない場合も多く、少々の過不足は組織表の役職区分を飛び越えて固いこと言わず調達し合うことを前提に、例えば『年功序列』でトシさえ喰えば能力不問の着順として、ピンでもキリでも見境なしの重職人事が実現してしまう。
 小世界の中で勢力争いによる内部損失を減らし、各自の役職区分を流動的に解釈し組織運営の必要機能を確保しながら、良い意味で無難に組織力を維持してきた君が代DNAである。小世界の全員が本気で気遣う通りの調整が成立する限りは問題なかったのだが、それが現時点でマイナス効果に働いたのだ。

 この成れの果ての見本がセメント屋だろう。こんなの一体どこが人並以上に使える?
 一瞬で答が確定できたなら判るだろう。
 1億2千万人もいて、同じく正解できる人間と正解できない人間、どっちが多い?
 それって1億2千万人ひとりひとりに、いちいち尋ねないと判らないもんだろうか。

 そう、日本国組織の自我は、もう心を決めているのだ。み~んな知っている。
 これに逆らっても、おのれが追い込まれるばかりである。

 最近の若者たちを見ていると、昭和ダメオヤジが目の色を変えてつかみにかかったような権力や財力に対して全く無頓着というか、むしろ嫌悪感を抱いているようで少し安心する。
 いや、権力も財力もあって良いんだとは思うよ。その大きなチカラで社会を動かし、時代に合致させ、困っている人を助けて、みんな楽しく騒いで暮らす社会組織を目指せるのなら。

 ここまで決まったら、現実がどう転がろうが行き場を失い破滅するのは愚か者だ。
 さあさあ、どうなる?で興味津々に追っかけよう。 大阪の成長を止めるな。
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