SSブログ

【717】流血と発狂の二択ヒストリー [ビジネス]

 前回、日本社会の自我が『真実の認識』を確定済につき結末は決まっている、と述べた。

 マンションの自治会でも会社の役員会でも、そこにいる全員で自分たちの組織をどう運営するのか相談し決める。特定の何人かに向かって『こいつら小間使いにして、負担のきつい雑務は全て押し付けよう』『こんな部署なんか扱き使えば良いので、予算は半分に削ってやれ』などと決定することはあり得ない。そもそも相談を始める段階から、そんな検討事案は上がって来ないはずだ。
 全員が組織の決め事として納得し、組織力のうちの自分の分担した領域をきっちり自律して頑張れないと、結局は組織全体が傾くからである。この程度いちいち考える以前に理解しているはずだ。

 人類文明社会の発達過程においては、最初こういった『全員の顔が見える直結コミュニティ』として原始組織が形成され、後に組織規模の大きさ=組織力の大きさで決まる強弱関係によって淘汰が進み、例えば欧州およびその周辺では都市国家などを経て、遂には一帯に大きく跨る巨大帝国にまで発展していった。
 大昔にして『巨大帝国の実質トップはこのヒト』という情報が史実に残っているのが面白い。

 だが広報技術も無かったその頃、全速力で走って何日もかかるような遠方まで、その支配力を徹底するのは難しかったろう。監視の行き届かない時と場所ではザル管理もいいところで、だからこそ『まあ権力を誇示したいヤツにゃ御苦労さんでやらしとくか』ぐらいのユルさもあって、それでこそ帝国が成り立っていたのかも知れない。
 それで済んでいるうちは良いのだが、権力者が『示しをつけないと収まらない』局面が訪れた場合、見せしめとして派手な権力行使をデモったりもして、それが顕著な記録に残って歴史となる。こんな原則は古今東西あちこちにあったのではないかと考えている。
 これを広域通信技術の発達した現代の感覚で子供たちが習うと、何だか知らんがかのナンタラ帝国の誰ソレ大王は、世界地図のこんなとこから実にあそこまでを意のままに統治する強大な権力を築き上げました…と神話めいたイメージになる。そういうことではなかろうか。

 伝説の巨大帝国の日常において、支配者と被支配者の間に直接対話する回路は無い。
 だが『あの方はもの凄く偉くて強くて、だからこの地で暮らすなら従わないといけない』とする情報が民衆=被支配者層に一斉インプットされると、人間たるものドカチン受信でそのまま受け入れて自分の意識と勘違いしてしまうDNA作動原理により、これが大規模組織の共有概念となり組織の自我となる。カリスマ教祖のマインドコントロールも似たような原理だろう。
 いっぽう今この時を生きる人間ひとりの月並な実感としては、『そんなあ、ちょっと言われたぐらいで鵜呑み隷従なんかするワケないってば』と自分の意識の自己管理を信じて疑わないため、誰も自分がアンフェアに知らず知らず甘んじて、ただ黙って流されるまま従うなど思いもしない。特段の意識喚起でも無い限り、結局しれっとそこに収まってしまう。
 歴史に学ぶに、この大衆の無意識服従vs自己自律観のギャップこそ、社会組織が構造崩壊に向かう原動力の正体ではないかという気がするのだ。

 支配者が被支配者の平和な納得のために気を配れているうちは、その組織社会は構造を保って正常に稼働する。問題はそうでなくなった時なのだが、過去事例には『止む無し』の行きがかりが少なからず感じられるように思う。
 何しろ実力からかけ離れた職位体系なんか捻り出す以前のこと、結構な大勢がその座を認める限りは十分マシなのが支配者になっているはずで、つまり勝手に舞い上がって厚かましい我欲で大衆の納得を見失うような粗悪バカは今ほどいなかったのだろう。
 長期・連続の天災に見舞われたり、他国の来襲など外力の致命的脅威に晒されたりして、そこで組織の特定部位を優先する政策を決心し、それが残りの大衆の組織不信の引き金をひいてしまって、つまり組織の自我の逆鱗に触れるのだ。残念な展開である。

 支配者も被支配者も同じ人間だから、人工文明由来の決め事が御破算になった途端、個々人の原始的な実力優劣と双方人数規模の大小で勝負が決まる。
 古来『革命』と呼ばれる社会組織のスクラッチ&ビルドにおいて、支配者として権力を行使していた少数派が、無意識服従の被支配者から自己自律観に目覚めた大衆に捉えられ、公開処刑で惨殺されるケースが定番となっているのには、人間個人が持つ『意識』の原理作動が顕れているような気がする。

 ここまで理解して、日本国組織の決め事を行う国会の場とは、都合により国民の代表者たる一定数の議員たちで構成されてはいるが、日本社会の生活現場に暮らす大衆組織の意思決定を集約したものとして、我々国民の意向と共鳴するものでなければならない。
 そこで行われている議論の正当性に対して国民の納得を保証するため、役所は税金仕事で日本社会の正確な調査結果を包み隠さず公表する義務があるのだ。過去に公表してなかろうが必要なら公開するのが当然の対応なんだよ、見苦しいドタマかち割るぞ古電球!
 何よりも『第二次補正予算案』とやらは、役所の恣意的な不正操作により、日本経済の好況を偽って組まれたものであることが判明している。『機械的な計算の上では実質賃金の伸び率はマイナス』つまり日本経済は不況だってことだろ?現実の率直な把握に余計な操作なんぞ不要、機械的で結構だ。
 我々国民としては、まず真実の全情報の公表を得ていま間違えている現・予算案と対比させ、役所組織の不正操作をきちんと目視確認しておきたい。不正を人目に晒して役所に二度と悪い気を起こさせないようにするとともに、この機会に国民全員によるチェック意識を高めるためである。これを『再発防止の実効策』と言うのだ、わかったか世襲の馬鹿ガキー!!

 1億2千万人日本国組織の自我はもうコイツら犯罪者政権を信用しないと判定済であり、だから結末は決まっていると述べた。
 不遇の日常生活の鬱憤を社会に叩きつけるような事件が後を絶たない今日、現代の法律が無ければ世襲のガキ以下、役人黒幕も与党政治家も偏向検察も、とうの昔に炙り出され血祭りに上げられているのは間違いない。
 闘病中の巨大生物・日本国組織に『加齢のビョーキで気が狂って自殺を図った』という、国民の自尊心の傷になるような記憶を残さないため、健常な国民の意志を代表して認知症政権と戦い続けて欲しい。

 実にタイヘンだと見受けるが、まだまだ応援を続けるので手を緩めず頼む、野党たち!
nice!(14)  コメント(0) 

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。