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【716】痴呆ヒエラルキー籠城帝国の次元突破口 [ビジネス]

 高齢化ニッポンで顕著になってきた大問題、それは社会組織の意思決定プロセスだ。
 現行のそれは、誰もが『社会組織の一員として生きている以上、社会の誰かに問いかけられれば、自分も社会の相対位置の立場として答えるもの』という前提のもとに成り立っている。その答が正当性・妥当性のあるモノないモノという『普通の議論の展開』は、上記の前提を経て何も考えなくても自然と会話として始まるもんだとして全てが決められている。
 まず問われたことを日本語の一般解釈に照らして自然な捉え方で受け止めなければ、そもそもから会話が始まらない。会話が始まらなければ、社会組織を成す複数の人間が意見を交わして議論して合意して、社会組織の自我としての総意を形成することができない。

 現行の国会における意思決定プロセスは、まさか国家運営層にいる人間が認知症でボケてしまい、誰から何を話しかけられようがその意を酌めず酌まず、壊れたテープレコーダーのように無意味な自己主張を一方的に繰り返して本来の答弁の時間を浪費してしまう…などという事態は想定していないのだ。だが今まさに世襲のガキがそれをやってしまっており、このままでは想定外で処置ナシのまま狂った独壇場を皆が遠巻きにして時間だけが過ぎていく。
 これではいくら国会の会期を延長しても永遠に核心に触れた議論は始まらず、日本の国家運営は行き詰まる。二十世紀の頃なら『して良いコトと悪いコトがあるだろう』と成人社会人の生存本能の要件として、洩れなく会話する義務の意識は普及し尽されており、こんな原始的以前の程度の低すぎる悶着は誰も起こさなかった。

 一目瞭然であろう。世襲のガキ=壊れたネジ巻きピエロは、現実と何ら無関係の作文を不真面目な態度でだらだら棒読みするばかりだ。その場の全員がもう飽きちまって、あちこち違うハナシで私語談義が花盛りになっている。確かに野次を飛ばして中断させたりすると、そのぶん無駄な時間がますます伸びて尚更うんざりするだけなので、こうなるのも無理はない。
 ウソつき特有の少し眠そうにも見える顔つきで棒の演技を隠す風もなくある意味淡々、どうでもいいところで滑舌がもたくったり声がひっくり返ったりするのは、役人が作ったウソ八百架空の文面を、確信犯で一切内容を理解せず機械的に朗読しているからである。
 追い込まれた重圧で精神に変調を来たし、辛くも防衛本能でひとりアッチの世界に飛んで行って心を閉ざしてしまった状態なのかも知れない。まあ同情の余地なし、潰れてもそれはそれでしょうがないだけなんだけどさ。

 実はもう結末は決まっている。日本社会の自我が『真実の認識』を確定済だからだ。

1.役所組織が『日本経済は悪化の一途を辿っている』と知りながら、逆に『日本経済は好転している』という虚偽の国家像を長期計画的に捏造し、意図的に国会を始め日本財政の意思決定の場に、事実を装って公開流布した。

2.現政権はそれを事実として扱い、『日本経済の好転により、国民生活には余裕がある』とする根拠で、消費税率を10%に引き上げる法案を作成し、疑いの声を封殺してまで与党二党で議決の儀式を強行した。更にその必要性論議もまともに行わないまま、軽減税率まで勝手に決めたことにしてしまっている。

3.追って役所組織の不正調査が判明、野党たちの独自調査により『日本経済はむしろ衰退しており、国民生活は以前にも輪を掛けて余裕を失っている』という事実が明らかになった。初期段階1.で真実を知っていた役所組織も、今その認識を白状する旨の答弁をしている。

 以上が、現時点で国民の目に触れている現実の情報である。

 問題は、『事実に反する根拠に基づいて消費税率10%引き上げの法案が議決されたことになっている』というところにあり、役所組織の管理職を始めどこのどいつをクビにしようが、そんな人事の処分とは全く別事象として『正しい事実認識に基づいて法案を修正せねばならない』という課題が発生しているのだ。
 いま国会で世襲のガキが何を答弁しようが、いざこのまま10月を迎えるとして、国民の誰が悪意のウソっぱちで仕込まれたのが確実・明白なインチキ税制になんぞ対応するものか。
 消費税率10%?軽減税率?そんな必要性はどこにもない。無視だ無視!
 そもそもが実際に消費現場として捌きようのない原理不成立の絵空事だし、こんなもの真に受けて如何わしい売り文句の対応グッズなんぞ用意したら、のちのち愚かな自分を永久に後悔する大損害ばかりが残るぞ。

 世襲のガキは、この期に及んで抜け抜けと『法案に定めた通り』と吐きおった。
 事実関係の整合性からして『消費税率10%への引き上げは、日本社会を意図的に歪める目的が絡んだ法案である』と明白になってなお、『もう決めたことにした以上は、この間違いを支持して押し通す』と主張したワケだ。ワタシがリーダー♪ワタシが責任者♪の御立派な世襲のガキは、不正を知ってみんなで言うがままに調子を合わせてドツボにハマろうと旗を振った。
 その理由はただひとつ、当初の1.で国民にウソをついてイイ思いをする『日本国の敵』がどこかにいて、そいつの悪巧みを思惑通りに実現し切らないと、世襲のガキの身の上が何かマズいことになるのである。
 まあコイツが煮られようが焼かれようが我々国民の知ったハナシではないのだ。個人的な倫理観で悪人に情けをかける余地とは全く別次元の問題なのであり、みんなが仲良く幸福に暮らす社会をこんな形で脅かすからには、コイツをこの社会組織の空間から『永遠に消す』処置に躊躇してはならない。

 感情任せの非難でも諦め半分の揶揄でもなく、この問題は『組織認知症』で壊れた個体を国家運営からどう取り除くかという新規の難題だから、既存のルール内でただまともに議論を挑んで組み合ってはとても持たないだろう。
 今後『のらりくらりと会話を成立させない』という戦法?を取られたなら、そこで議事の進行を緊急停止し広報カメラに向かって、与党の議会運営の不誠実さを述べ上げても構わない気がする。我々国民は、手当たり次第に窓口を見つけて、イチ国民としての意見でもって反応してやれば良いのだろう。国家運営の議会の現場に『1億2千万人日本国組織の自我』の存在を実感させる機会があって良いと思うのだ。

 大変な独自調査に連日疲れる議論、マコトにお疲れさま。引き続き健闘願う、野党たち!
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