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【713】真白な断言の革命 [ビジネス]

 個人にしても組織にしても、『思い込み』なる現象があるという話である。

 一定数で括った集団の中で、とある情報群が『これは現実に整合している』と実感をもって知覚されたとする。これが『論理性を見出す判定』であり、そこで構築されたストーリーにファイナライズ処理がかかると『集団の共有概念』に化けるワケだ。
 我々が『認識』と読んでいるのはこの情報処理プロセスではないだろうか。各自が実感を覚えた瞬間に論理性の判定はなされており、これは本人の人格意識と無関係に起こる。生命体が生存ノウハウを蓄積して生き残るための機能として、遭遇した情報群を自身の持つ現実世界観に照合しては、一定のきっかけやペースに基づきファイナライズ処理をかけ記憶のストックを積み足していく。
 良いコトも悪いコトも綯い交ぜ、生命体の『思い込み』に人工文明の合理性ロジックなんぞ介入の余地は無い。

 昨今、長きの歴史が紡いできた日本列島の独自文化を基礎に、近代式主権在民の議会制民主主義として構築したはずの我らが国家像が、ありとあらゆる場面で音を立てて崩れているのは御存知の通り。見るからにガッタガタのレイムダック政権国家である。

 もう外交はナメられ放題もいいところで、今一番コワいのは手段を選ばず何か点稼ぎしようとして、北方領土に矮小なママゴト権利を恵んでもらおうとするパターンだ。ロシアとしては脈絡も無く面倒くさい議論を捻じ込まれて迷惑千万、だから出足に公衆の面前で『とち狂った返還要求にはもとより応えられない』とクギを刺されたりもしたのである。
 交渉長期化とやらで済めば御の字、万が一微々たる尻尾切りでお茶を濁され決着を宣言されてしまった場合、世襲のガキが内向き一方的に『ポクちゃんが行かなければコレさえ戻って来なかったんだよう』と涙声でむずかり続け、日本国民全員が辟易して諦めるのを待つばかりの最悪の流れとなる。
 歴史的時間軸をもっての国土喪失となるため被害は甚大、これを非国民政権の自爆テロによる売国外交という。こちらからも現実にならぬよう、あらかじめクギを刺しておきたい。

 一方の経済はさしずめ愛想を尽かされ放題の見限られ放題といったところか。
 ホリエモン氏の一件が典型的だったが、業界の支配階級を気取る古株の気に障った途端、法律をどうにでも読み換えて違法行為に仕立てあげ抹殺してしまう。日本が言う『法治国家』とは、支配階級が因縁を付ける根拠として法律が働く『人治式法治国家』のことだと、改めて世界中に解りやすくデモってしまった。
 いま全く質の異なる事情で、掃除機や送風機など革新的技術の家電を売りにしているダイソン社が、地元英国からシンガポールに転出したと報じられた。好調な経営を志向する新進気鋭の企業が、故郷・地元市場の不安定な経済事情を見放して国外転出を決心する象徴的事例が、グローバル経済界に一斉に認識されたことになる。
 既に外資系が次々と日本市場から引き揚げにかかっている話はテレビで普通に流される今日この頃だが、いくらもしないうちに生え抜きの日本企業が国外移転を考え始めることになるだろう。国際企業のビジネス性を評価するのはグローバル経済圏の判断力であり、そこに理不尽な邪魔を入れてくるような箱庭経済圏とは、仮に地元であっても縁を切っていくのが生き残りの道だからである。

 対外的にこんな粗悪な作動不良がやたらと目立つ日本の国家運営であるが、その原因がまさにコレなんですと言わんばかりに、役所組織の完全組織的・長期計画的な、国家統計データの不正な捏造が明らかとなった。
 日本社会の現実を測定し、日本社会の実情を把握して、日本国の運営方針を検討し決定し、立法に反映させていく、その大元の測定行為=もちろん税金仕事を、怠け心でサボり邪心で歪めていたという信じがたい大規模凶悪な犯罪行為である。
 世襲の馬鹿ガキを筆頭に、この事実認識の歪曲・偽証にまんまと乗っかって、『働き方改革』なんてのも議決の儀式で決めたことにしてしまっているのが現状だろうが。被害者ヅラ装ってんじゃねえよ、国民は誰も騙されねえぞ、この与党丸ごと共犯者組織が。

 詳細いちいちの言及はちょっと置いとくとして、とりあえずこの自爆テロ非国民犯罪者政権を解体するのが日本国の急務であることに疑いは無かろう。今年は選挙も予定されているので、その話を先にしておこうか。

 日本社会に蔓延する悪しき思い込みに、『どうせ結局ナニも変わらない』という諦めがある。
 確かに政治事情が行き詰まり『この議員選出で組んだ議会では現実解が出せない』との判断に行き着き、議会が解散を迎えたとしても、次の選挙でまた大して変わらない候補者の顔ぶれが並んでしまうケースは少なくない。
 こんな時、意外にも悪い方向に効いてしまっているのが『前例踏襲』や『何となく投票』なのだ。だから、それをなくそう。

 まず有権者の義務として選挙には必ず行き、きっちり投票する。
 そして信頼できる候補者が見当たらない場合、『いない』として白票を投じるべきである。

 何となくのまあいいやで与党そのままを投票したりするから、世襲のガキが『国民の皆さまに、強く背中を押してもらった』みたいな寝言を吐いてニタニタ居直ったりするのだ。一番ピエロに、この冒頭の三文芝居を許さないよう手を打たねばならない。
 野党の支持率が伸び悩んでいるのは間違いないが、だからといって与党が支持率を伸ばせるほどマトモにやれているワケでもない、いや民意を無視して悪い事ばかりやっているのは皆さん御周知の通り。我々国民の責任として、白票の数でこの実情を選挙に反映させるのである。
 つまり高い投票率ながら、有効票が極端に少なく、よって当選者も決して大勢に支持されての得票数ではない、という結果になる【687】(コメント記述)
 最多得票者として当選はするが、議会運営にあたり常に社会組織全体にお伺いを立てて政策の支持を確保しながらでないと先へ進む言い訳が立たない。我々国民に主権行使の判断プロセスが残るのだ。もう世襲のガキの、あの癇に障る独裁宣言クズ演説も聞かずに済む。

 『どうせ結局ナニも変わらない』という諦めは、それを脱却するための具体的手段を思い付けなかったから、というところも多分にあろう。ならば、まずは白票による『現状を支持せず』の表明がその答だ。それで十分とは言わないが、確実に効き代はある。
 そして旧態依然の無能どもが政治家の名札を付けて悪さばかりする『人治式法治国家』を終わらせ、将来性ある世代の模索型実験に意思決定を委ねる次世代国家運営で置き換えたい。
 その起点が夢洲人工島ラボYAILを備えた大阪都特別4区であり、追って五輪後の東京23区と東西で対をなす東海道未来模索ラインを整備し、小回りの利く手頃な規模の実験から始めて、スケール拡大しながら将来ニッポンの現実解を決めていく。これでどうだ?

 大阪都構想も東京乱開発の五輪善後策も、日本中が関わる日本中の取り組みだ。全国で、いち早く信頼できる情報を仕入れて、これらの動向を慎重に注視されたい。
 日本中の若者たち、自分の得意分野でいつでもどこからでも踏み込んで行けるよう、目いっぱい勉強して心身バッチリ鍛えとけよ!
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