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【709】DIY経済体験キッズランドのロートル喜劇審査 [ビジネス]

 さらに夢洲人工島ラボYAIL関連の話だが、そろそろ厳しめの話題に振ってみようか。

 当面のところ今年秋の消費税率10%化は、一応敢行される方向として演ずるのが暗黙のお約束となっている日本社会の公共言論だが、それが現実となり得ない話はここで何度も繰り返してきた。
 失政愚政の積み重ねで果てしなく沈み続ける底無し不況により、日本経済の基礎体力が消費税率アップにとても耐えられないというのがまず手近な理由だが、これは消費税率とそれを受け止める市場購買力のバランスという一般的な経済論議だ。

 我国が直面する本当の問題は、消費税率なんかいくつであろうが、今まで国民生活の何もなかったところに日々のレシート管理作業を強要し、それを提出させ弄ぶだけの莫大な無駄公務を発生させようとしている軽減税率制度である。
 これが貨幣経済の原理原則として成立しないという解説も既にやったが案の定、際限なく『処置不可能』を訴えるケースがあちこちから提起され続け、それらに対策とも呼べない非現実的な場当たり逃げ口上ばかり並べて行った結果、大義にしていたはずの『税収不足を補うため、消費税率を上げて増税せねばならない』という大原則が『やっぱり根も葉もないウソっぱちだった』とバレて、その一部始終を日本国民全員が確認し確信して今がある。

 そう、日本じゅうの消費現場や財務管理が大混乱し、ミスや不正およびその対処で大損害を出しガタガタに陥ろうとも、超巨大無駄公務・軽減税率の新職域を形だけでも押し込んで、そこに新たな年収800万の税金給料が取れる居場所さえ作れれば、あとはナニがどうなろうが構わないってワケだ。
 実は、この日本社会の大混乱は、そんな私欲だけをまんまと満たしての他人事にできるほど甘いものではないのだが、組織認知症でボケてしまった役人組織の黒幕は、もうそこまでモノを考える知能を失っている。まさに老衰による発狂自爆テロだ。

 ま、いいや。軽減税率とやらがどんなものか、もう少し面白くイメージしてみようか。
 例えば夢洲人工島ラボがいま完成してスタンバイしていれば、一般庶民の日常消費生活から幾つかのカネ流通シーンを選び出して、それらを再現したイチないし数ブロックの実験街を用意すれば良い。

 そこに、与党の政治家や役人組織の管理職を放り込むのだ。コンビニ、ファストフード、スーパー、もちろんキャッシュカード未対応の屋台食堂、まだまだあるが、奴等をここで店頭に立たせ、店を切り盛りさせてみたとしたらどうなるだろう?
 当然、日本の日常社会を模しての実験だから、事前に1~2時間の入れ知恵一律受講ぐらいは許すが、その後は身ひとつの自力でこなしてもらう。
 おっと、怯えすくんでの忖度か、実際まともに箝口令が布かれてのことか、長らく知って知らん顔で軽減税率に関する報道を日本国民に対して一切やらなかった機能不全の烏合マスコミ衆は、ここできっちり軽減税率トライアル生活をこなす与党や役人を実況生中継するんだぜ。高視聴率は保証しよう。

 いま決めたことにしてしまっている軽減税率とやらが、実稼働可能かどうかの検証実験だ。
 検証実験をやる以上は判定基準を設定し、国民全員の監視のもとOK/NGの結論を出す。
 他ならぬ国会で決めたことにした以上は、そこで起こるカネ取引すべてにおいて、微塵の滞りもミスも許さない。
 常識的速やかに処理して完全無欠ならOK vsそうでなければNG、これで判定する。

 OKだったら、10月だかに消費税率10%と同時に一旦は軽減税率を導入するんだろうな。
 NGだったら、まず問答無用で10%も軽減税率も凍結。
 もちろんコケたりミスったりした奴のクビは洩らさず刎ねる。つまり国会議員なら議員辞職させ、役人組織の管理職なら最小限でもヒラに落とす。
 何しろコイツら職位を根拠に一方的に決定権を主張し、ウチワでこっそり自分らの勝手に決めて日本国民1億2千万に強制しようとしたのだから、失敗の処置は職位剥奪として異論はあるまい。

 世襲のガキに古電球、セメント屋、あと地下1階だか何階だか、どこのとは言わんがタマの裏側みたいな顔したジジイ、ナントカ学会ゲタ政党の見るからにポマード臭そうなキモなっちゃん、役人組織からはペテン眼鏡に、あと日銀の素人クロちゃんも、とにかくオールスターキャストで御出演願おうか。
 コンビニでバイトした経験のある若者たち、このへん実験開始から何分持ちそうかね?

 これを読んでいる皆さんの頭の中ではもう既に映像と音声付きで実験結果が出ているはずで、それは間違いなく現実になるから、こんなもの本当はゼッタイ実行してはいけないムダ実験なのだが、皆さんの脳内シミュレーションで済ます限りはタダなので、面白半分に考えてみよう。
 現・与党二党の国会議員を集めても数百人レベルだ。これに役人組織の管理職その他、実験場に放り込んで多少は意地で頑張りそうなのを足しても千人いくかどうかだと思う。
 先ほど『一般庶民の日常消費生活から幾つかのシーンを選んで』と述べたが、取っ掛かりはそれほど特殊な場面でなくて十分だから、コンビニその他の小売店や自動車販売店などの仮設店舗に、キャッシュカード決済のデータ処理をやる模擬事務所ぐらいでもいいじゃん。もちろんカードNG現金オンリーの歴史ある老舗店舗も準備しよう。

 その程度の規模なら、郊外のゴースト・ショッピングモールにそのまんま収まるじゃないか。
 工事も殆どいらないし、大してカネかけずに一目瞭然の結果が出て、それが高視聴率の娯楽番組やエンタメ記事にもなる。注目されるのは一時的だが現地に人が集まるので、地元の再活性化計画とこの企画の実施時期を噛み合わせれば、お望みの『地方創生』ってやつだよ。良いコトずくめじゃないか。

 夢洲人工島ラボはもっと大胆に、島内の時計を一斉に何時間か前後させるとか、カレンダーの曜日・週末の概念を消すとか、光熱インフラをブロック番回りで休止させて負荷平準化するとか、ベーシックインカムなど次世代の刷新経済モデルを回すとか、やはり隔離空間ならではの実験項目を試したいところだが、それだけで全て終わるワケはなく、こういった石ころ思い付きレベルのお試し企画も必ず課題に上がってくる。その予行演習としての捉え方でも良し、あるいは『人工島であること』が要件にならない社会実験は、恒久的にゴースト・ショッピングモール予備実験場で行う構想とするも良し。
 これも、確か東西両方の郊外地に使えそうな物件があったような気がするのだが。

 2025大阪万博はもう金輪際カネ浪費イベントにしないとして計画を進める一方、その未来構想を現在に遡って反映させて、今ある遊休施設に転写するという提案でした。
 最悪これやらないと自爆テロ非国民犯罪者政権はデタラメ税制案を諦められないだろうし、諦めなければ日本経済は大混乱で済まず、景気は低迷どころか崩壊する。
 健常者は余分な手間かけず、脳内バーチャル実験で確答を得てオワリのはずなんだけど。
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