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【691】手錠の鋭い金属光沢、怯えて縮む非国民 [ビジネス]

 小学校の社会の授業で、公共社会機能が立法・行政・司法のいずれに属するものか答えよという設問があったのを憶えている。で、『警察』は子供のアタマでは、かなりの確率で『司法』と誤答してしまうものなのだ。
 悪い事をしたら捕まえに来る国家機関、これに捕まったら手錠がかかって牢屋に禁固されるのだが、そのへんまでひっくるめて、社会の不正を摘発し是正する機能単位として意識されており、それこそがオマワリさんであり警察だという理屈だろう。
 ま、子供らしい素直なイメージではある。御存知の通り、正解は『行政』なんですけどね。

 何故こんな切り出し方をしたかというと、『行政』つまり役人がちょいと手の平を返せば、世襲のガキなんぞ一瞬で手錠がかかる『蛇に睨まれたカエル』の立場だという事情から考え始めたいからだ。
 役人都合の老後悠々特待政策を、うまくケンポー改正の家宝成就と抱合せにしてそそのかされ、チヤホヤとおだてられつつ袖の下の札束をあっちへこっちへ動かしては夫婦ぐるみでイイ気になっていた。こんなもの一般社会に適用される法管理の判定基準に照らせば、まるで言い訳の立たない贈収賄の犯罪行為なワケだよ。
 学校機関新設の適切条件を定めた法規・条例に逆らって開校手続きが優先された事例があり、つまり当該ガッコ関係者の利得をアンフェアに偏重する反社会的な行政処理がなされた。そこにはどっかのガキが、贈収賄で仲間意識をホクホクと確かめつつ『ワタシがリーダーです』の職位を利用して、不正操作にGO判断のお墨付きを与える役割で絡んでいたと。
 良心を残した地方自治体の職員さんが事実関係を指摘し、実行犯グループと揉めたよな。

 ここに世襲のガキは、役人組織に逆らった途端、『実行犯グループの一員として、正式に』行政処分されることになるのだ。今コイツが政界で泳がされている理由は、役人組織にとって『ニギった裏取引のコイツ分担ぶんをやり切らせるため』以外の何物でもなかろう。
 前回述べた通り、そもそも役人組織の目論みが経済原理のレベルから現実化しようのない粗悪デタラメ妄想だったのだが【685】、それを理解することも制止することもできなかった世襲のガキは、まんまと裏取引に乗せられ接待を喰ってしまった。

 手錠を掛けられたくなかったら、オマエのその権力を国民に向けて振るい、役人天国の支配階級制を布け。議会でニタニタとぼけ通して国民を煙に巻いた瞬間、この役人至上命令に跪く一生を選んだことになる。
 今さら遅いが、役人組織と際限ない死闘を繰り広げながらでも、全てを白日の下として地道に国民に語りかけながら正直に頑張っていれば、今ごろ遥かにかつて思いを馳せた晴れの舞台に近いところにいたろうに。

 確かに現・日本国憲法の国家安全保障については国際社会の現実にそぐわない文章表現が含まれており、端的には大東亜戦争の敗北を『日本国の罪』と捉えて思考停止で自虐するような文意になっている。それまで日本国をあげて力を合わせ築いてきた勇気と英知が、敗戦のショックできちんと自分たちの糧にできなくなってしまっていた。残念な事実だと思う。
 だからこそ、改憲するなら日本人が大事に積み重ねてきた日本国の歴史を深く理解し敬意を払い、憲法問題の本質に、確実に手を打つ形で実施しなければならない。本意・不本意いずれにしても、たくさんの仲間たちが掛け替えのない人生の時間を差し出してくれたからこそ、この類まれなる恵まれた現代日本社会が存在する。
 世襲のガキが改憲名誉欲しさのテメエ都合で九条二項の放置を口走った時、コイツだけは日本人として絶対に許せないと思った。同時に、幼稚な恩知らずの解釈でファッションアイテムとして『保守』を弄ぶ無能の群衆は、紛れも無い卑劣な非国民政党だと確信したのである。

 もっとも、そもそも役人が組織力で政治家を利用し使い捨てる慣習が非常に手強いのは間違いない。民主党政権の時代を思い出そう。
 一世を風靡した、かの『事業仕分け』だが、まさに役人が好き放題に税金を無駄遣いしていた事実を、一斉に人目に晒して片っ端から糾弾していく企画であった。これ自体、目的も手法も至って正しい。
 だがこの場でどんな判断が下されようが、現場を支配する役人が強烈に抵抗したのである。大臣を補佐する所謂『事務方』の役人が、わざとスケジュールを間違えて大臣を議会に遅刻させるなどの嫌がらせがあったことも記憶に新しい。
 こういう人種は表から見えないところで執拗にやるのが生業なので、恐らくは我々一般国民の想像を超えるような精神的負担を繰り返しかけていたはずだ。それまで与党叩きの青臭いディベートばかりが商売になってしまっていた民主党は、この役人相手の攻略が捌けずに敢えなく勢いを失っていった。
 未熟ゆえあんな潰され方はしたけれど、役人の接待喰って懐柔されてなかった証明にはなっていたかも知れない。

 そもそも還暦公務員に、軽減税率などという取り合うにも取り合えない原理破綻【685】のあほ閑職で、高給をくれてやる余裕など日本国はとうに失っている。
 厳密には消費税率だけの問題でもないのだが、それでも判りやすくは消費税率が5%から8%となったここ数年で、外食や映画や旅行などの娯楽・レジャー、あるいは習い事や書籍購読などの自己啓発なんかに、時間とカネの投資を増やせている読者さんが何人おられるだろうか。
 消費税率10%となると、まず現状ギリで持っているその出費が叶わなくなり、次に数年後『適格請求書保存方式』【574】と称するレシート管理の家事に生活の隙間時間までも喰われ、その上このまま油断していると、国家財務が更なる負債を毎年積み足しながら還暦公務員に年収800万がばら撒かれる。
 これは皆さんの生活から息抜きや楽しみ自己投資の余暇が直接失われると共に、その二次影響として、65%以上が現時点では存在しない職業に就くともいわれる小学生以下の若年層からまでも、新規価値・新規ビジネス創出のハプニング発現機会を奪うことにもなるだろう。
 実に日本社会の全年齢層にとって良いコトはひとつも無い。ハイ、みんなで完全シカト!

 コトここに到って絶望的な非現実性の大ポカに気付いたが後戻りできず、当座の瞬間だけちょびっとトクな気になれたら何でもかんでも賛成する移民と、ナウ人手不足で死ぬ目生きる目を見ている移民雇用主およびその予備軍が、近々の選挙の有効投票率で多数を占めるよう、その仕込みとして移民政策を異常なまでの強行で急ぐのだと現状を見れば辻褄は合う。

 ここで解りやすい懸案事項をひとつ挙げておこう。移民政策をやったら、いま戸籍の無い人間が選挙権を持つことになるのですぞ。戸籍は時に差別意識の根拠になってしまったりもするが、世界に他例を見ない超・貴重な国民データストックのシステムでもある。
 過去の出自=郷里社会管理履歴を偽って不良外人に一旦入国されたら、その時点で『日本国による経歴ロンダリング』が完了するのだ。何だかんだでまだまだ安全なこのニッポン高度文明社会の一般空間は、みるみるうちに荒廃が進んであちこちが住むどころか立ち入れなくなるだろう。

 だいたいが既に現時点この日本社会で、どうして日中の公園で一緒に遊ぶ友達もおらずに、せめてカネであって欲しいがそうでなく、ガチで食い物を乞うような未就学児【626】に出遭わなきゃならんのだ?国民になり代わって非国民どもを全方位から徹底的に追い詰めてくれ、応援するので頼む野党たち!
 そして若者たち、今は悔しいが次に採るべき行動をきちんと決めておこうぜ。
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