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【683】来年リリースの三くだりヒット曲 [ビジネス]

 北米で大人気のカントリー歌手が反トランプ君の声を上げ始めたのが面白い。
 なるほど彼女もただのイチ合衆国民としての立ち位置で自分の意見を発信する権利は間違いなくあるのだから、存分にやれば良いと思う。
 その事実をもって彼女に任意の評価を下す権利が他の合衆国民たちにあるということで、それなりの数の北米ビジネスがトランプ君を支持しているのだから、くだんのカントリー嬢はそのリスクも承知してやっているはずである。
 もっとも反トランプ派のスポンサーさんがまたこれを放っとくとも思えず、チャンスの大国アメリカで、自由市場が強烈な自己主張をぶつけあいながら次のフェーズを模索する『成熟した民主主義パワーの作動音』を感じずにはおれない。隠して黙る、どこかの国とは違う。

 私は相変わらずトランプ君にそれほど否定的ではない【503】【505】
 彼なりにまず北米市場の内需ループを確固として安定させる意図があり、そのために他の対外調整ゴトを止む無しで犠牲にしていくロジックが明確だからだ。ただ良いとは言わんが判りやすい男である。
 シンゾーとの友情で対米輸出の日本車にかかる関税がいくつだって?そんなもの輸入総量に制限かけりゃ全く取るに足りない問題になっちまうに決まってんだろうが。あほか。
 いま貿易交渉の場で日本なんかゴマメ扱いもいいトコで、何もできない無能の犯罪者政権がとりあえず『日本がやられ放題のないがしろでなさそう』みたいに見えそうな文言だけヘッタクソに作文して、国外からはツッコまれないよう日本国内向けのみの内緒バナシにして、それでも明け透けに嘘がバレる粗悪フェイク情報を流してるだけ。疲弊しきった日本経済なんか蚊帳の外、これが実態である。
 何にせよ北米政権の歴史的相場に対して衝撃をもたらしたトランプ君、彼の政策の正否はともかくとして、このほど若年層域の政治関心度を一気に活性化させた功績は絶大だ。

 自身の批判に関して敵意むき出しの罵倒ではなく、『彼女の音楽が25%ぐらい嫌いになった』と返したのは偶然の弾みかも知れないが巧い。反応する社会層の結構な潜在パワーを予感して、迂闊に敵対しないような根拠でユーモラスな表現に乗せて流した感じだ。
 これはつまりトランプ君がまだ自分のやり方で現在進行中の何かを持っており、特に将来に拡がるような面倒な抵抗勢力の出現を避けようとする意図の顕れではないかと思う。まだ悶着も次々起こるんだろうが、悶着起こしながらもゴリゴリやってく気なんだよ、コイツ。
 もう通貨が通貨として通用しないレベルにまで国家負債を積み上げ、そもそもの国家社会の生産力向上も投げ出したまま、階級社会を仕込んで我先にと支配階級に取り入ろうとする、どこぞの破綻国家の犯罪者政権よりよっぽど真摯で誠実に試行錯誤してると思うがね。

 恐らく子供たちの方が直感的に『なんでいきなり4割も安くなるの?元のナニがおかしくて高すぎたの?高すぎておかしい現状をこれまで放置してきた理由ってナニ?』まで疑って、『今度は表立って公言できない、どんな悪いコト企んでるの?』まで行ってるはずなのが、実に唐突に古電球が口走り始めたケータイ料金の話題だろう。
 簡単なハナシで、軽減税率を始め理屈も辻褄もないメチャクチャな財政への反対世論を弱めるためである。

 気を付けておこう。ここの御贔屓さんみたく常にロジカルに物事を考えられる人間なんて、実はそうそう多勢とも言えないのだ。
 ちょいと簡単に思い出す不祥事が気に障っているうちは目を吊り上げて政府に反対、逆に気が収まっているあいだ家計の固定費を大幅に下げてもらったおトク感に浸っているうちなら『考えるの面倒くさいし、まあいいじゃん』でいとも簡単にノンポリ承認してしまうものなのである。大衆で構成される社会だから、この小市民のいい加減さは避けられない世論特性であると割り切るしかない。
 だからなのだが、民主主義と自由競争市場のフェアな作動のもとに暮らしたい日本国民は、社会全体の自律意識を率先して、『生活シーンの一瞬で感じる損得ではなく、将来まで含めた正常な総中流社会』が維持できているかどうか目を光らせておかねばならない。不自然なおトク感政策には毅然とNOを突き付ける判断力の展開と普及が必要だ。
 皆の心に残っている高度経済成長期の記憶を、警戒心の自律トリガーに利用するため敢えて『総中流社会』という懐かしいシアワセ表現を持ちだしてみた。いかがだろうか?

 直近で心配なのは、ケンポー改正の御破算を自覚している世襲のガキが、犯罪者の宿命たる自業自得の結末を認められず人生観の拠り所を失くして、ナントカ学会ゲタ与党との裏取引の残務だけを断片的にやり散らかしてしまうパターンだ。
 トランプ君みたくまだこの先やる気があるんならともかく、壊れた一番ピエロと捨て駒野球チームは『志半ばにして立派に散る』みたいなイカれた様式美に酔払って、自分ら向きに涙流してオシマイだろう。国民不在の消化試合になる恐れは大きい。

 ファイル棚を片付けていたらキャリア設計の研修資料が出てきた。『自分が考えない限り、誰も真剣に考えてくれない』とメモ書きが残っている。そう、その通り。
 若者たち、政治は『もう終わったボケ老人』主体にしておいて良いはずがなく、あなたがたが自分で自分の将来を考えて、決めていく世界なのである。
 まずは俺さま式に『~したい、~に興味がある』とマイ欲求、次に『~が得意、~の知識や能力がある』とマイ兵器、あとは『ジブンって一貫してこんなヤツ!』というマイ人格、これらをひと言ずつで三行書き落としてみよう。
 それがアナタだ。そいつがたった一度の人生残り何十年かを、ああでもないこうでもないと幸せに騒ぎ続けるには、何をすればいい?

 軽減税率や還暦公務員、中身カラッポのケンポー改正とやらは必要か、それともそんなものカンベンしろよの願い下げか。決めなきゃ現実に何を行動するか考え始められないぞ。
 秋の夜長に好きな歌でも聞きながら、とりあえず初期回答ひとつ決めてみな♪
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